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ばね屋さんのブログ

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ばね材に溶接・半田付け出来ますかというご質問にお答えします。

2014-04-22
「ばね材に溶接・半田付け出来ますか?」というご質問を頂きました。
押しバネや引きバネなどの線材については無理ですとお答えしておりますが、板バネについては材質によって出来るものと出来ないものがあります。
SUS(ステンレス材)のスポット溶接なら現在生産していて実績があり、ユーザー様も問題なく使用されております。
 
今回はリボン鋼(板ばね)での実験をしてみました。
まず、半田付けが出来るのかの実験です。
リボン鋼に半田を乗せると、踊るように動き回ります。冷めてくると安定して乗るのですが、リボン鋼を反らすとはがれてしまいます。
表面積を増やしたり、半田の温度や種類を変えていくなどの実験がまだまだ必要です。
 
次に、リボン鋼とリボン鋼のスポット溶接を実験してみました。
いろいろと条件出しを行ってやってみると付きます。
付きますが、手で強く引っ張るとメキメキっと音を立てて剥がれます。
無理に剥がそうとしているので当たり前ですが、手の力で剥がれるのでは使い物になりません。
 
最新のスポット溶接機なら、もっと細かい条件出しが出来るのでしょうか、弊社の年代物では限界がありそうです。
 
今回の実験は「剥がれてはいけない」を念頭に置いての実験ですので、「一時的に付いてれば良い」というのであれば使用出来るレベルです。
例えば、「t0.1の板厚のばね鋼を10枚重ねてワイヤーカットしたい」というような場合などでしたら可能です。
 
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