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ばね屋さんのブログ

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再生可能エネルギー先端技術展で水力・風力発電について学んできました。

2014-10-14
弊社は小水力発電の研究を行っており、他社の動向や市場調査目的で北九州市で行われました「再生可能エネルギー先端技術展」に行ってきました。
水車の形状を変化させ、水の抵抗やごみの影響を少なくしたり、ヨーロッパで実施されているタライ型水車など、様々な水車で問題を解決している事を教えて頂きました。
しかし、ほとんどの水車が農業用水をメインとして考えている事もあり、商業ベースにするには、それ以外の水流も念頭において開発しないと、同業他社との差別化が難しいという事もわかりました。
 
タライ型水車においては水流でタライ型水車を回転し、その渦で空気を水中に取り込み良質なバクテリアを発生させ浄化させる方法という事なので、少し改良すれば、石川県内の潟などで使用出来るのではないかと思います。
また熱帯魚の水槽などにも使用すれば、タライ型で発電してライトアップしながら浄化したり出来るのではないでしょうか。
 
一般的な大型の風力発電は、スタート時にブレードをモーターなどで回転させるのに電力を使用します。
よく間違されるのですが、少ない風の時に風車が動いていないのはこの為です。
折角、電力を使って回転させたのに、風が少なすぎてスタート時に必要な電力も発電出来ないのは本末転倒になってしまうからです。
小型の風力発電の場合は、スタート時に電力を使用しないものが多く、手で回しても軽く回るものもあります。
また、大型ではブレードでの落雷対策なども重要になってきます。
ブレード1枚で2,000万円などの高額になるものもあるので、費用対効果を考え、能登の方にある大型の風力発電装置は止まっているものもあります。
そして、最近よく言われているのが、低周波の問題です。
風力発電装置の近くではなにも問題無いのに、数キロ離れた場所で窓ガラスが振動したり、気分が悪くなったりする現象が現れています。
ブレードの形状を、ボーイング787の様に先端を曲げるなどのような対策が取られていますが、今後の
さらなる研究に期待です。
 
太陽光発電での問題は、買取価格の減少もありますが、パネルの汚れや曇り空での発電効率の悪化が上げられます。
これに対しては海外製の親水性を高めるパネル保護剤や光の透過率を上げるパネル保護材が販売されてきているので、これから国産のものなどが多数出て切磋琢磨すると考えられています。
 
太陽光発電パネルの有害性についてはテレビであまり話題になる事は有りませんが、重金属や薬品が使われている以上、破損した時の被害を考えた設置方法を今後検討して行かなければいけないと思われます。
 
どの再生可能エネルギーも一長一短がありますので、様々なケースに合わせて対応出来る発電方法を考えなくてはいけないと考えます。
 
 
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